Literature Circles Research Center
愛媛大学教育学部英語教育講座 立松研究室
学習者の英語コミュニケーション能力の向上は、英語教育に携わる教員の願いです。新学習指導要領では、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善が求められています。学習者に身に付けさせたい「思考力・判断力・表現力等」の内容例として、「英語を聞いたり読んだりして必要な情報や考えなどを捉えること」、「英語を聞いたり読んだりして得られた情報や表現を、選択したり抽出したりするなどして活用し、話したり書いたりして事実や自分の考え、気持ちなどを表現すること」、「伝える内容を整理し、英語で話したり書いたりして互いに事実や自分の考え、気持ちなどを伝え合うこ と」(中学校学習指導要領(平成29年告示)解説)と整理されています。つまり、英語の授業では、英語を聞いたり読んだりして自分の考えや気持ちを表現できるよう工夫が必要です。
リテラチャー・サークルは、読むことを起点とした統合的な言語活動であり、主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)を実現できる活動であると考えています。すでに実践を始めている中学校の先生方と「リテラチャー・サークル研究会」のホームページを開設します。英文を読みグループで話し合うことができる、学習者にとっても教員にとっても楽しい活動が、多くの教室で共有できるよう情報を発信していきます。また、リテラチャー・サークルを実践する教員が授業内容や方法などを交流するスペースになればと願っています。